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わたしから始まり、わたしへ向かう「ひとり」協同組合

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タイトル わたしから始まり、わたしへ向かう「ひとり」協同組合
著者名 金起燮(キム キソブ)著、行岡良治・東原晃一郎監修
発行年 2025年3月31日
ページ数 A5判200ページ
定価 150円+税
書籍コード ISBN978-4-88503-268-4 C0036

自分が「元気」であることを心から望んでください。

かけがえのない一人ひとりの自己実現が同時に他者を幸せにする
そんな協同組合であるための非道徳的で脱国家的な道筋を切り拓く
生協など協同組合の本来の存在意味を、1995年の「ICA声明」の言葉を丁寧にひもときながら追究し、協同組合のあるべき姿、そこに到るための道筋を語る。一人一人がかけがえのない「ひとり」の私として協同組合に関わり、協同組合は、そうした一人一人が自己実現をするために存在する。自己存在に新たな意味を与える「協同組合」論。

(本文より) 真実は、外から追い求める絶対的なものではなく、組合員一人ひとりがひとりの人間として、ひとつの生命として、自分自身を探し求めるなかにある。理念は、過去の先駆者たちが持っていた信条を受け継ぐものではなく、組合員一人ひとりがおのれの声に耳を傾けるなかにある。言葉は、協同組合がどれだけ立派に協同を語れるかではなく、組合員一人ひとりが自らの些細な日常を淡々と表現すること自体にその価値をもつ。

【著者プロフィール】
金 起燮(キム キソブ)

1963年、韓国江原道原州市生まれ。
韓国の延世大学卒業後、日本の神戸大学大学院で有機農業と協同組合を学ぶ。博士(学術)。韓国生協中央会の組織部長と事業部長を経て、1997年にトゥレ生協連合会を設立、長らく専務理事を務める。以降、大学の講師、民衆交易会社の経営者などを経て、現在は、多数の協同組合の相談役と、研究・執筆活動に従事中。グリーンコープ共同体顧問。
著書に『生命【ルビ:いのち】の「社会的経済」-幸福に向かう共生の道のり』(地湧社)他。

 

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