新刊, 生き方を考える(人生・宗教・思想), さ行, な行
十三分間、 死んで戻ってきました 臨死体験と生きることの奇跡
| タイトル | 十三分間、 死んで戻ってきました 臨死体験と生きることの奇跡 |
| 著者名 | 長澤靖浩 |
| 発行年 | 2025年4月25日 |
| ページ数 | 四六判224ページ |
| 定価 | 1500円+税 |
| 書籍コード | ISBN978-4-88503-269-1 C0095 |
突然の心臓発作で倒れ、13分間の心肺停止、10日間の昏睡状態ののちに、奇跡的に意識を回復した著者が、このときの臨死体験と蘇生後の新たな人生の日々を綴りながら、生きることの意味を語ります。
著者が体験した「あの世」は清浄無垢で至福に包まれていました。けれども、戻ってきたこの娑婆世界は苦楽に満ち、障碍(しょうがい)だらけ。その障碍があることこそが、生きていることの証である――臨死体験を経て体得した、生と死の本質に迫ります。
***
巻末に、宗教学者の島薗進氏との対談「この世界に生まれたミッションを生ききる」を収録。古今東西の宗教に精通し、生命の観点から原発や医療など社会的課題への活発な発言でも知られる島薗氏と著者が、死生観を踏まえた生の姿をそれぞれの体験を通じて語り合う。
【目次】
第一章 臨死体験は語りうるか
・十三分間、死にました/生きてるだけで丸もうけ/何もかもわかったんや/宇宙の構造 死後の世界いろいろ/生死の彼方/浄土ってほんまにあるの?/
・光は遊ぶよ/永遠の今ここ/煩悩の林に遊ぶ/DMT 脳の保護と臨死体験
第二章 この世に投げ返されて
・どんな障碍でも生きる/高次脳機能障碍/看護師さん、ありがとう/生きるも歩くも綱渡り/世界はワンダーランド/アウト・オブ・コントロール/
・「障害者手帳」の種類でもめる/脳はどこが破壊されたか/本当にやりたいことだけして生きる
第三章 障碍だらけの娑婆の耀き
・釜ヶ崎という娑婆/障碍があってもなくても/ええええ! 全部一緒くた?/役に立つとか、立たないとか/あらゆる命の耀き/
・踊る万華鏡/光の紋様を織る/車椅子の旅
第四章 生死を超えた世界に母を見送る
・母の認知症と脳の不思議/おっぱいあげるの、最後やから/0葬 これからの葬儀/寺と縁を切る/手づくりのお別れ会/親子の業を解き放つ
対談 「この世界に生まれたミッションを生ききる」島薗進(宗教学者)×長澤靖浩
●吉村萬壱氏(小説家)推薦!
「これは単なる臨死の体験記ではない。苦しみと煩悩に満ちたこの世になぜ我々が存在していなければならないかを、死の観点から改めて考察し直した深い思索の書である。暗闇に落ちている人を静かに照らす光の書である」
[吉村萬壱氏との出版記念対談] ↓こちらから視聴できます

| 【著者プロフィール】 長澤 靖浩(ながさわ やすひろ) ![]() |
1960年大阪府生まれ。大谷大学大学院修士課程(仏教学)修了。1985年より大阪府公立学校教諭、1994年から3年間米国サンディエゴの日本人学校教諭、のち大阪府に復帰。2013年、心室細動による13分間の心肺停止、10日間の昏睡ののちに意識と自発呼吸を回復。この時の臨死体験によって生と死への洞察を深めた。身体障碍などの後遺症のため、2015年教員を退職。以降、文筆と音楽を主とした表現活動に専念。 著書に『魂の螺旋ダンス はるかなる今ここへ』(第三書館)、『ええぞ、カルロス』(大阪市教育委員会)、『蝶を放つ』(鶴書院)、『超簡単訳 歎異抄・般若心経』『浄土真宗の法事が十倍楽しくなる本』(以上、銀河書籍)他。 |
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