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輝く星 ホピ・インディアンの少年の物語/ジョアン・プライス

タイトル 輝く星 ホピ・インディアンの少年の物語
著者名 ジョアン・プライス著 北山耕平訳
発行年 2004年
ページ数 四六判並製 286ページ
価格 1600円+税
ISBN ISBN4-88503-178-6 C0097 \1600E

すべてのいのちをつらぬいて、ひとつの偉大なる真実が流れている

19世紀半ば、アメリカ大陸南西部にあるホピ・インディアンの村がスペイン人に襲撃され、拉致された子どもたちが、奴隷として白人に売られた。ロマを買ったのは、ビーバーの毛皮を獲る猟師ビッグ・ジム。粗野だが気のいい山男だった。猟をするため一緒に冬山に入った二人だが、幼い頃から「平和の人」として、不必要な殺生をしないホピの生き方を両親から教えられてきたロマは、ビッグ・ジムのやることなすこと理解できない。そんな二人を思いがけない出来事が・・・。
揺れるロマの心に一筋の光を投げかけたのは、メディスンマンの老人の言葉だった。
この物語は、まったく異なる文化をもった者同士が、どうしたら理解しあうことができるのかという人間の永遠のテーマを持つと同時に、その中には極めて今日的なメッセージが込められている。

 277~278頁 「訳者あとがき」より
「自分の理解できないものを好きな人間などどこにもおらん」
ジョアン・プライスの書いた『輝く星』という小説には、深く印象に残る言葉が、夜空の星のようにいくつもちりばめられている。とりわけわたしにとって忘れられない言葉は、ここに引用したメディスンマンの老人の言葉である。世界が憎しみと暴力にあふれているとき、いちばんたりないものが「理解」であるからだ。相手の存在にたいする理解、文化にたいする理解、生き方にたいする理解。そうしたものの欠如がひとびとを導く先は、想像するにおぞましい世界である。
小説『輝く星』は、プエブロと呼ばれる北米大陸南西部の沙漠に暮らす農耕の民の世界と物理的精神的に深くかかわりを持つひとりのアメリカ人女性によって書かれた。彼女はアリゾナに生まれ、その赤い大地を愛して育ち、その土地で生きる人たちの精神を理解している。われわれはこの本をつうじて、次の世代に、暴力に頼ることなく、世界を愛し、受けいれるための伝統的な知恵を学ぶことができるだろう。
極端に水の少ない土地であるために「砂漠」ではなく「沙漠」と記されるコロラド高原はいまでも「インディアン・カントリー」と呼ばれている美しい土地である。一度でもその中を旅した者は、生涯その風景を忘れることはない。この小説の主人公であるロマは、そうした風景のなかで育つホピの少年である。

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