お知らせ
6.242022
新刊『なりわい再考 ―聞き書き 昭和の手仕事職人』の予約を開始しました
昭和の後期、信州の山里で、日常の身近なものをつくっていた職人さんたちの語りを聞き書きした1冊です。
北沢正和著 『なりわい再考 ー聞き書き 昭和の手仕事職人』 四六判並製272頁/本体1900円+税 amazonでの予約はこちら *本書は『生業再考 ―15人のモノつくりを訪ねて』(北沢正和著、初版1984年)に未収録原稿を加えて再編集したものです。 |
登場するのは、豆腐、饅頭、味噌・醤油、草履、下駄、焜炉、刃物、洋服、毛織物、家具などの職人さんたち24人。その仕事ぶりと暮らしぶりからは、「自然の恵みに生かされる」「仕事をからだで覚える」「先人に学ぶ」「地域に根付く」「身近な素材を使う」といった普遍的なテーマが浮かび上がってきます。自宅を仕事場に、小さな規模で、質のよい物をこつこつと作り続けてきた方々の言葉は、貴重な記録であると同時に、今、雇用されない自立した生き方を模索している方々へのエールにもなることと思います。
谷川俊太郎さん推薦 「なりわいは職業ではない、職人は従業員ではない、ロボットに手仕事はできない」 |
著者の北沢正和さんは、長野県佐久市(旧望月町)に生まれ育ち、取材当時は町役場に勤めていましたが、のちに自らもそば打ちと料理を修業して職人となりました。現在は信州の「山里料理人」として知られ、県内外で活躍されています。
【著者紹介】北沢正和(きたざわ まさかず) 職人館館主。株式会社しなの文化研究所代表。1949 年長野県生まれ。望月町役場(現佐久市)に20 余年勤務。職人の取材を始める。同役場退職後、1992 年八ヶ岳北麓の山里で古民家を再生し、そばと創作料理の店「職人館」を開館、地場産食材と職人技を融合した農家レストランの草分け的存在となる。併せて、農家レストランの企画受託、講演や執筆活動のほか、地元の食材による地場産品などを企画。長野県をはじめ、いくつかの県、市町村などの地域活性化事業にも関与している。2016 年農林水産省「料理マスターズ」第1 回シルバー賞受賞。 著書に『四季を彩るデトックス料理 88 の食材図鑑』(日本食糧新聞社)他、共著に『山里のごちそう話』畑で野菜をつまみ食い』『新・職人宣言』(以上、ふきのとう書房)など。_______写真Ⓒ料理マスターズ倶楽部
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