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新刊情報『生命の「社会的経済」~幸福に向かう共生の道のり』2020年7月下旬発売!

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●●●たすけ合い、分かち合い、支え合い、”共に生きる”●●●

「社会的経済」とは、協同組合やNPO、フェアトレードなど相互扶助による経済活動の概念です。
資本主義や共産主義、新自由主義とは異なる枠組みの経済として、世界各地で重要性が高まっています。
格差の広がり、貧困など生きづらさが増す今、著者は「だれもが幸せになるしくみ」として、
資本中心から生命(いのち)を中心にすえた「社会的経済」への転換こそ最重要課題であると説きます。
それはどんな道筋で実現できるのでしょうか?
古今東西の経済哲学や社会的実践例を駆使しながら、人類史を踏まえたマクロな視点で語ります。

金 起燮 著     行岡 良治・東原 晃一郎 監修
四六判並製 448ページ/定価[本体2300円+税]

(エピローグより)
世の中のすべての生命(いのち)を自分のように抱きしめる人間、
万物に倹(つま)しく仕え、隣人と分け合いながら、誰もが飢えないようにする経済、
他人に先んずることなく、常に下に降りて仕えようとする政治、
逃げ込んだ人々に安息所を与え、誰もが尊くもてなされる地域社会、
これらを創出することこそ、本当の民主主義を展望する、社会的経済の基本方向だと思います。

●著者プロフィール
金 起燮(キム キソブ Kiseob KIM)

1963年、韓国江原道原州市生まれ。韓国の延世大学文学部卒業後に渡日、神戸大学大学院で有機農業運動と協同組合運動を学ぶ。博士(学術)。韓国生協中央会の組織部長と事業部長を経て、1997年にトゥレ生協連合会を設立、専務理事を務める。以降、大学の講師、民衆交易会社の経営者などを経て、今はより自由な立場で研究と執筆活動に専念中。グリーンコープ共同体顧問。
本書の韓国語版(『사회적 경제란 무엇인가』2018)は、韓国の文化体育観光部によって同年の優秀教養図書に選定された。また、前作の『目覚めよ! 協同組合─より良い世を創る正直な努力─』(コークス調査研究所、2014)と共に、韓国社会的経済連帯会議が推薦する「社会的経済図書10 選」にも選定されている。

 

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