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風と琴

タイトル 風と琴
著者名 高草洋子
発行年 2003年発刊
ページ数 64頁
価格 本体400円+税
ISBN 隔月刊『湧』2003年増刊号

江戸時代の上方を舞台に母と子の愛情を描いた物語

上方の商家に生まれた娘、紫乃は生まれてすぐ病気にかかり、そののち足が不自由で歩くことができなかった。そんな紫乃も年頃になり、使用人の若者宗太郎に恋をした。しかし、母親の志津はそれが許せず、宗太郎を追い出してしまう。紫乃は悲しみを後目に志津は良家の子息との婚礼をすすめるが・・・。母親の業とも言える愛情のもとに繰り広げられる悲哀を軸にそれによるそれぞれの心の成長を、目に見える愛情や心の動きよりももっと深いところから表現をしている。

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