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脳を超えてハラで生きる

タイトル | 脳を超えてハラで生きる |
著者名 | 村崎那男 |
発行年 | 2002年 |
ページ数 | 四六判並製 256ページ |
価格 | 1600円+税 |
ISBN | ISBN4-88503-169-4 C0010 \1600E |
生きづらいと感じるのは「頭の自分」しか知らないから。「直観の自分」に目覚めれば自由で快適な生き方ができる。
イチローや中田英寿のように、クールでここ一番に活躍できる日本人の若者たちが世界で活躍している。彼らは頭であれこれ考えているのではない。武道でいわれる「ハラ」の感覚を鋭く磨いて活用しているのだ。「ハラ感覚」を磨けば、誰でも身心の安定感、不動心、直観力などを手に入れることが出来る。スポーツに限らず日常のあらゆる場面で、的確な行動が出来るようになっていく。ではどうすれば「ハラ感覚」は磨けるのか?本書では、ハラとは何か、どこにあるのか、ハラを磨くにはどうしたらよいのかなどをわかりやすく解説する。
本文12~13頁より
人の身体は、さらに視野を広げていくと、自然の一部であることがわかる。自然は世界と言い換えてもいい。そして、この世界に存在するものは、みなおなじ成分によってできている。そこに有機的な一体感がある。身体はそれを感じている。
にもかかわらず、脳にはそれがわからない。
身体から分離しているのだから、当然だ。それは同時に、自然から分離しているということでもある。つまり、世界から孤立している。
あなたがもし言いようのない孤独を感じることがあるとしたら、それは近くに愛する人がいないからではない。世界そのものから分離しているからだ。だからその孤独感は、人に愛されるだけでは決して癒されない。本文58頁より
ハラは、現実そのものである。脳の観念から離れ、大地にどっしりと根を下ろした、ある意味で当り前の、「生きている」という感覚と出会ってみる。脳を活用するのはその先である。愛もそうだ。大地の感覚が欠落していたら、どんなにすばらしい、天にも達する軸感覚をもっていたとしても、宝の持ち腐れである。まずはすべての起点が、自分自身の身体に眠っていることに気づくべきではないだろうか?
手応えのある、みずからの感覚に根ざした人生は、そこからはじまるのである。
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