生き方を考える(人生・宗教・思想), あ行, や行, 既刊
いのちのために、いのちをかけよ
タイトル | いのちのために、いのちをかけよ |
著者名 | 吉村正 |
発行年 | 2010年 |
ページ数 | 四六判上製 248ページ |
価格 | 1700円+税 |
ISBN | ISBN978-4-88503-206-6 C0010 \1700E |
78歳の産科医が語る自然の哲学
自然なお産を五十年見つづけてきた老産科医が熱く語る、感性的な認識の大切さや人間の本当の生き方。これから出産を迎える人はもちろん、年齢性別を問わずあらゆる人に、いきいきと生きるためのコツを教えてくれる。
【目次】
はじめに
1 章 七十八歳の産科医がたどりついたお産
クスリも医療機器も使わないお産/幸せな、お産/赤ちゃんが泣く理由/ごろごろ、ぱくぱく、びくびくしない/お産は文化の根本
2 章 認識論—世の中をどのように見るか?
理性的認識と感性的認識/数値、データの危うさ/お産の良し悪しは顔を見ればわかる/本能で産み、本能で可愛がる/産科医学書なんて嘘ばっか/生物学的異常はほとんどない/今の産科医療は金儲け/お産に医者はいらない/「助産院がいい」は間違い/産科大学をつくるべき/ 理性は人間を薄っぺらにする/感情の中に �Tいのち�U がある/理性的科学がすべてになっちゃいかん/調教された家畜社会/あぶないのがいい/病気はクスリで治るのか/妊娠すると貧血になる/話し合ってもわからない/本当の人生の体験をしろ/楽しちゃいかん、楽しく生きろ
3 章 宗教論
科学的認識でわからない部分がある/なぜセックスをすると赤ちゃんができるのか/インチキ宗教と科学的認識に神はいない/神は心で想うもの/�T神覚�Uでお産を診る/死を賭して事にあたる/死は必ずしも敗北ではない/生まれる、生きる、そして死ぬ/生まれ方は親子関係に影響する/女にゃ勝てん
4 章 性欲論
種の存続がいのちの根本/性欲が衰えている原因/日本民族は性を大切にしていた/不妊について/男は男らしく、女は女らしく
5 章 文化論—日本人の心をとり戻す
古屋が教えてくれた/農耕社会に帰れ/骨董が語る/現代芸術と民芸とお産/山桜に思う/戦艦大和に思う/人間の文化の根本を変えよ
6 章 余禄
ひげ/「はい、チーズ」とラジオ体操/ビリビリの足袋がいい/保障社会はだめ/風が吹くから枝が揺れる?/五七五七七/おしどり/ぐずぐず/おやじ
7 章 対談—お産は喜び 吉村正×島袋伸子
吉村医院が教えてくれたこと/女とはいかなる性か/六十兆の細胞一つ一つに�T女の印�Uがついている/女の力は封印された/性は神聖である/なぜ、産道を通って生まれてくるのか/なぜ、陣痛があるのか/母親の察知力母乳と育児/子育ては胎教から始まる/真の女性性が動き出せば世の中は変わる
おわりに
【著者プロフィール】
吉村正(よしむらただし)
1932年愛知県岡崎市生まれ。名古屋大学医学部卒。医学博士。二十八歳から吉村医院院長。 以来、二万例以上のお産をとりあげる。自然なお産を行う伝統的な日本家屋「お産の家」を 建築し、医院の裏庭に江戸時代中期の古民家、通称「古屋」を移築。妊婦たちが薪割り、板 戸ふき、井戸の水くみ、畑仕事などを行いながら、体と心づくりに励む場となっている。趣 味は骨董。全国を講演会で回るなど精力的に活動している。 主な著書に『お産って自然でなくっちゃね ある産科医の真実の提言』(農文協)、『お産! このいのちの神秘二万例のお産が教えてくれた真実』(春秋社)、『「幸せなお産」が日本 を変える』(講談社)、写真集『幸せな、お産Happy Birth wonderful moments 』(現代書館)、 DVD ブック『しあわせなお産をしよう自然出産のすすめ』(春秋社)など。
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