社会・ノンフィクション, さ行, や行, 既刊
信頼農園物語 内発的公共性をひらく人心のイノベーション
| タイトル | 信頼農園物語 内発的公共性をひらく人心のイノベーション |
| 著者名 | 矢崎勝彦 |
| 発行年 | 2007年 |
| ページ数 | 四六判上製 192ページ |
| 価格 | 1600円+税 |
| ISBN | ISBN978-4-88503-189-2 C0034 \1600E |
一人一人の内発的な力が未来をひらいた
中国の少数民族の一つ、涼山イ族自治州はチベット高原に連なる高地にあり、「発展が遅れた貧困地域」とされている。しかし、そこは豊かな自然に恵まれ、人々は、誠実で素朴に暮らしていた。先進国のような産業社会や知識ばかりを追い求めず、この風土を生かし、ここの人々が本来持っている智恵の力を発揮すれば、この地は自然と人が調和した社会のモデルになるだろうと考えた著者は、教育支援をおこなう一方、「涼山信頼農園」を現地の人々と共に設立し、運営のサポートを始めた。「人は誰でも内側に本源的な良心を持っている、それを発現させて生きよう」著者は涼山の人々に繰り返し語り、やがて信頼農園は立場や世代、援助する側・される側という関係を超えて、一つのビジョンをめざして共働する場となっていく。
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