『星の味―輝くコトバを旅する』へ寄せられたご感想

德井いつこさんのエッセイ集『星の味』を読みました。 連載中から一篇一篇、くりかえし拝読してきましたが、何度でも味わえて、深い余韻を残すところは音楽のよう。 この世の豊かさと心のふしぎ、その相似について、またしばらく考えることになりそうです。 ――小野塚謙太さま

孤高の詩人や作家が残した”コトバの光”が美しく交錯するエッセイ。登場する数々の詩に心を奪われ、大江健三郎氏の「文学の中で一番良いものは詩である」という言葉が蘇った。孤独感や心に迷いが生じた時にも読み返したくなると思う。 ――星月夜さま

德井いつこさんの『星の味』(地湧社)を拝受しました。言葉「について」ではなく、世界をもう一度信じる言葉「そのもの」の本――「目に見えない、理解できない、理性で捉えられないなにかを深いところで感じているとき、私たちの内部で、詩人が立ち上がるのではないだろうか」
エマソンさながらに「自然の意志」を重んじたアンデルセン、ソローを慕ったイェイツ、土佐の片山敏彦が、大切な星座のように繋がっていく――「自由とは、この世界を宝物、あるいは尽きせぬ源泉として体験していること」。「成功」とは「世界がいまここで、輝いている。それをただ美しいと思う」こと。
人それぞれに世界をひらく「鍵語」がある――石ころ、星、意志。石ころは星の欠片であり、星もまた宇宙の石ころ。違いは石ころと星ではなく、それらを見る私たちの意志にあるのかもしれません。卑小な自我がほどけ、世界と共振し始める。頁をめくっていたはずが、いつの間にか「聖地」を歩いていました‍。 ――白岩英樹さま

 

 

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