地湧社総合目録

ダライ・ラマ 死と向きあう智慧 
ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ著 ハーディング祥子訳    

表紙

2004年発行
四六判上製 256頁 本体2400円+税

早くから死に心を向ければ、
よりよく生きられ、恐れずに死を迎えられる。

ダライ・ラマ法王が、「パンチェン・ラマ一世の十七偈」について語り下ろした講話録。この十七偈は、死の恐怖を克服し、死のプロセスを利用してより高い境地へ到達するための修行法を説いた手引き書である。
 ダライ・ラマ法王は、その意味を明らかにしながら、死について考えることの大切さ、死んでから次の生を受けるまでのプロセス、そのプロセスにおいて恐怖をいかに克服をするかなどを、目に浮かぶような鮮やかさで、わかりやすく語っている。

《本文の一部を読む》

【目次】
編者まえがき
1章 死について考える
2章 恐怖から解き放たれる
3章 死の準備
4章 障害を取り除く
5章 望ましい状態で死ぬために
6章 死のプロセス
7章 内なる構造
8章 死の光明
9章 中有のプロセス
10章 良い生まれ変わりをする
11章 日々、偈に心を向けるために
付録 偈の大要と助言の要約
訳者あとがき

【著者プロフィール】
ダライ・ラマ14世 テンジン・ギャツォ チベット仏教の最高指導者。1935年7月6日、チベットのアムド地方のタクツェルという農村に生まれる。1940年、ラサのポタラ宮殿で即位。中国共産党によるチベット侵攻が激化するなか、1959年にインドへ亡命。以後、インドのダラムサラに樹立されたチベット亡命政府を代表する立場にある。1989年には、ノーベル平和賞を受賞。世界各国をまわって精力的に仏教の布教にあたり、慈悲と非暴力の教えを広めている。

【訳者プロフィール】
ハーディング祥子(しょうこ)
早稲田大学文学部、英国クライストチャーチカレッジ卒。訳書にジェーン・オースティン『エマ』(青山出版社)、ダライ・ラマ『死をみつめる心』(春秋社)、『すべてがうまくいかないとき』(めるくまーる)ほか多数。

ISBN4-88503-179-3 C0015 \2400E
閉じる