癒しの達人が疲れた現代人に贈る、自分の“治癒力”を高めるためのコツとワザのガイドブック。
耳鼻咽喉科を開業している著者は、毎週三日間を、東洋医学や心理療法などをとり入れた特殊外来診療に当てているユニークな医者である。三十年ほど前、開業して間もなく自律神経失調症になり、それをきっかけとして、西洋医学の枠を越えて「真の癒しとは何か」を探求してきた。
ロングセラー『癒しのしくみ』以来九年ぶりの著作となる本書は、日常生活の中で自分の治癒力を引き出すためのヒントを、一般の方に親しみやすい語り口でわかりやすく語っている。
前半は「病気とは何か、癒しとは何か」について、著者の心に残る症例を交えて解説。後半は、著者が実践してきた色々な「癒しのテクニック」を、イラストレーターの池田須香子さんのさわやかな挿画とともに、具体的に紹介している。
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【目次】
第I部 病気とは何か、癒しとは何か
病気も健康のうち
風邪の効用
「病は気から」は本当のこと
心因性の痣ができた女の子
「食」と健康
O-リングテストとの出会い
病気とストレス学説
病気は心身全体の問題
赤ちゃんの時の心の傷も残っている
病気はすべて「自分病」
奇病の少女の奇跡的な回復
癒しとエンドルフィン
気持ちのよさが癒す
優しさだけが癒しではない
寝たきりのお婆さんの自立
放電と充電のバランスをとる
「今、ここ」が癒しの極意
第II部 からだと心を癒すテクニック
ヨガ
姿勢術
操体法
呼吸法
丹田を意識する
重みは下におく
足は親指、手は小指に力をこめる
てのひらツボ療法
手振り瞑想
スリーインワン・キネシオロジー
F/Oホールディング
トラウマ療法
パチパチ療法
【著者プロフィール】
樋田和彦(ひだ かずひこ)
1938年生まれ。1963年、名古屋市市立大学医学部卒業。1964年、名古屋市立大学耳鼻咽喉科入局。1968年、同大学院卒業、医学博士。
1972年、愛知県尾張旭市にて耳鼻咽喉科開業。1974年より東洋医学(特に鍼灸)・ヨガ・操体法に興味をもつ。1978年高麗手指鍼法、1983年バイ・ディジタルO−リングテストに出会う。1981年『生き方懇話会』を結成、主宰。日本東洋医学会会員。日本バイ・ディジタルO−リングテスト医学会会員。日本ホリスティック医学協会会員。日本プライマリーケア学会会員。日本生命倫理学会会員。IMUNET(統合医療利用者ネットワーク)副代表。著書に『癒しのしくみ』(地湧社)、『高麗手指鍼とO−リングテスト』(陰陽脈診社・韓国)がある。
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