1996年発行 A5判 48頁 本体485円+税 〒68円 |
憲兵隊長という特異な立場から初めて語られた原爆の一事実。
短く無駄のない字句と行間に核廃絶、平和への思いを凝縮する。
原爆投下直後の広島で、憲兵隊長であった著者は自らも放射能を浴びながら救援活動に携わった。原爆の衝撃、負傷者の救護に当りながら爆心地へ向かった時の状況、要請を受けて朝鮮の皇族を救助したこと、そのために悶え苦しむ大勢の人々の叫びに応え得なかったこと。50年の間心に封じてきた当時の壮絶な情景と犠牲者に対する痛恨の記憶を、川柳という表現手段を得て初めて語る。
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