地湧社総合目録
いのちが教える メタサイエンス      炭・水・光そしてナチュラルチーズ 
宮嶋望 著



2011年発行
46判上製 256頁 定価2100円【本体2000円+税】

近代科学に見えない、いのちの力

北海道新得町にある共働学舎は、社会生活を営みにくい様々な負担を背負った人々を受け入れ、共働生活をしながら、牧場で自立して生きていくことをまなびやとしているNPOです。
その代表である著者は、酪農ひと筋に37年をかけチーズ王国ヨーロッパをもうならせた世界一のチーズを産み出しました。
そこでは、炭・水の秘められた力を駆使し、100ヘクタールの牧場を自然の働きがうまく循環するいのちのエネルギーの場に変えた結果でした。
本書は、自然の中に潜在するいのちを活かす科学(=メタサイエンス)を農業、発酵、酪農、住環境に幅広く応用出来る方法を著者独自の視点で解説しています。

【まえがきより】

世の常識にとらわれず、炭を埋めたり自然素材で牛舎や住宅を建てたりと、その人、その動物や作物、その土地の持つ潜在的な力を引き出すように作った牧場空間は、多くの実りをもたらした。そこには長年の自然観察と、かつて学んだ物理学や生態学の、そして先人達の智恵が活かされている。


【著者プロフィール】

宮嶋望(みやじま のぞむ)
1951年前橋市生まれ、ウィスコンシン大学畜産学部卒、78年共働学舎新得農場開設。98年、「第一回オールジャパンナチュラルチーズコンテスト」で最高賞を受賞。2004年、「第三回山のチーズオリンピック」スイスにて金賞を受賞後も、連続最高賞を受賞しつづけている。

                            

ISBN978-4-88503-214-1 C0040 \2000E
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