地湧社総合目録
たったひとつの命だから              湧社トップへ 
ワンライフプロジェクト著                 《第2集も刊行》   

表紙

2007年発行
四六変型上製 96頁 定価1050円【本体1000円+税】

九州の小さな町で始まった小さな呼びかけが、ラジオを通して自然に自然に、大きな感動の渦になりました

「たったひとつの命だから」―
    あなたなら、この言葉のあとにどう続けますか? 
 本書は、福岡県久留米市のミニFMに寄せられたメッセージを中心に集めた文集です。読み進めると、1人の発したメッセージがラジオを通して他の人の心を揺さぶり、次から次へと魂に響くメッセージをつないでゆく様子が生き生きと伝わってきます。あふれる言葉の、まるで詩集のような本です。

【本文より】

大切な家族を亡くされて、つらい気持ちがよくわかりました
どう言えばいいのか言葉に出来ない
できないけど、何があっても死ぬことだけは、
考えないようにしようと思った
学校で ウザイ と言われた時は、友達を恨んだ
ひとりでもいいと思った
先生なんて、あてにならないし学校なんて
楽しいことはひとつもない
親も私のことは諦めているし
何もかもがどうでもいいってかんじ

でも死ぬのはよくない
夢とか将来とか、親に話してもつまらないし
聞いてくれないけど、死ぬのだけは絶対しない
そして、やりたいことを見つけてみようと思う
よくわからないけど 生きて何かをしないともったいない
たったひとつのイノチだから、もう少し頑張ってみようかな
私にだって、やれるコトがあるはずだから
小さい頃の私にかえろうかな
妹に優しくしようかな まだやりなおせる
ま13だから
楽しいことがまっているカモしれないから

実は、この前万引きしました
ゴメンナサイ
もう食べてしまったけれど 苦しいだけだった
つかまっても、少年法とかで、罪にならないと
友達は言ったけど
大人になって、働いてお金はらいに行きます
これでいいですか?

                13歳の女の子

ISBN978-4-88503-192-2 C0095 \1000E
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