「詩聖ミラレパは、知りうるかぎり最も美しい死に場所を選んだのだ」
チベットの詩聖ミラレパの足跡をたどってヒマラヤの国境地帯へと“巡礼にして潜入”。スリリングな旅とミラレパの物語が交互に登場し、ヒマラヤの壮大な山々を背景にチベットの人々の生きた表情を映し出す。フォトジャーナリストである著者が風景や人々をとらえた32頁のカラー写真とともに送る聖域レポート。
【目次】
序章
第一章 ヒマラヤの北
第二章 辺境の村
第三章 キャラバン
第四章 峠越え
第五章 検問
第六章 森の聖地
第七章 ラプチ
第八章 脱出
【著者プロフィール】
伊藤健司(いとうけんじ)
旅するフォト・ジャーナリスト。1961年東京生まれ。早稲田大学東洋哲学科卒。20代半ばから、アジア放浪にあけくれる。著書に『ホーリーヒマラヤ』(恒友出版)、『ネーコル:チベット巡礼』(毎日コミュニケーションズ)がある。現在、吉祥寺に棲息する。
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