地湧社総合目録
アステカの伝承とネイティブ・アメリカンのスピリットを織り込んだ現代の神話
南の砂漠から一人の男が、恋人の待つ村に帰ってきた。第五の太陽の第七の町を支配する政府の教義に反逆した罪で、30年の追放の刑に処せられていたのだ。その男アマドは、自らハラマンタ〈魂のベールを払いのける人〉と名乗り、不信と暴力にあふれた世界で暮らす人々に希望の道を説き始めた。