1996年発行 四六判並製 256頁 本体1,600円+税 |
私はひとりではない。
私の細胞の一つ一つが時空をこえて連綿と続く
いのちの連鎖の輪の一部なのだから。
生き物は、個体として単独で存在できるのか? 種や性、生死の境は、はっきりしたものなのだろうか? 生き物と宇宙はどのようにつながっているのか?微生物から宇宙まで、自然の不思議であたりまえな営みを、常に感嘆のまなざしでとらえる著者の筆致が、この世界を一層生き生きと鮮やかなものにしてくれる。
科学の目、哲学の目、日常の中で感じる目、すべての目を通して、驚きに満ちた生命の景色の中をガイドする。
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