地湧社総合目録
すばらしき土壌圏  この知られざるいのちの宝庫
八幡敏雄 著  

表紙
1989年発行
四六判上製 168頁 本体1,359円+税
「大気圏」「水圏」とならんで地球環境に密接に結びついた生命の宝庫「土壌圏」を再発見するための入門書

今から六億年前、海で生まれた生命は、ただ岩石ばかりの大陸に上陸を開始した。そして長い時間をかけて、生物たちは自らの遺体や排泄物を糧に、不毛の荒地を生命にとって居心地のよい土壌という環境に変えていった。以来土壌は、微生物から巨大な樹木まで、さらには動物まで含めた生態系のバランスを保つ「生きている地球」の大切な一部分であり続けてきた。
この地球の表面を覆うわずか数十センチの層を生物圏としての「土壌圏」と呼ぼう。著者は農学部の地学教師としての体験から、農業ばかりでなく、生命環境としての「土壌圏」の魅力を説き起こす。

ISBN4-88503-076-5 C0044 \1359E
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