70年代半ば、アメリカの砂漠を旅する途上でインディアンのメディスンマン（呪術師）に出会い、世界観を一変させられた著者が、北米大陸の先住民である彼らに共通したものの見方、大地に深く呼応した生き方を、彼ら自身の言葉を交えて体系的に説明していく。ひとりで自然のふところに入り、断食をしてヴィジョンを求めるという、彼らに伝えられている成人の儀式「ヴィジョン・クエスト」の方法などを紹介しながら、彼らのスピリットを私たち自身のうちに再生する道を提示する。