1987年発行 四六判上製 248頁 本体1,600円+税 |
生命現象に関わるさまざまな酵素の働きを引き出すのは、亜鉛、鉄、銅、マンガンなどの微量ミネラル。
これまで見過ごされてきたこれらの微量な成分こそが、いのちの鍵を握っている。
全国の土の健康診断をしてきた著者は、各地で土の栄養バランスが乱れ、特に微量ミネラルの欠乏が甚だしいことに気づいた。その結果、畑には連作障害や病虫害が多発し、人間には慢性病、虚弱体質化が進行している。
本書は、窒素、リン酸、カリ主体に多収量を目的とする今日の農法の誤りをつき、カロリー栄養学では測れない“いのち”そのものの健康を支える栄養素・微量ミネラルの重要性を土壌、作物から食卓、からだに至る関連性で明らかにする。
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