地湧社総合目録
山浦俊治著
知能障害に加えていくつもの障害を併せ持つ子どもたちを預かる施設、小羊学園を創設して30年。障害児一人一人をいとおしむ著者のまなざしに映る、人間本来の豊かな感性、純真な心のありよう、そしてそれをとりまく現代社会のひずみ。それは、自らを徹底して弱者の側に立たせることによって、はじめて見えてくる。
子どもたちをめぐる心なごむ日常の風景を通して、障害者の存在の意味そのものを問いながら、著者の核となっているキリスト者としての生き方を語る。

この子らは光栄を異にす  
山浦俊治 著  

表紙
1987年発行
四六判上製 240頁 本体1,500円+税
乗り越えようもない重い障害を持つ子どもたち。…「皆同じ」ではなく「皆違う」ことをはっきりと認めてこそ、真の共感が生まれるのではないか。
ひたすら子どもたちへの献身のうちに命を失ったひとりの准看護婦の姿に真の福祉の心を見出した著者が、子どもたちの存在の「意味」を探る。

ISBN4-88503-057-4 C0037 \1500E
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