地湧社総合目録
日本人の超意識  
園田孝 編著  

表紙
1987年発行
四六判上製 248頁 本体1,800円+税
日本人が本来受け継いでいる超意識とはどのようなものであろうか。
ユング心理学や仏教思想を駆使し、日本人の底流にスポットを当てる。

ユングや仏教の唯識思想の視点を武器に、空海にはじまり、道元、親鸞、石田梅岩、富士谷御杖、清沢満之等が探求した日本人の文化とアイデンティティの源、すなわち超意識の流れをたどる。超意識とは、たとえば仏教にいう「仏性」のような個人の意識の底にあるさらに大きな意識のこと。このような宇宙的ないのち(超意識)とのつながりの中で、人は真の自己に目覚め、個としてのアイデンティティの確立が可能だとする。本書は日本人の本性への自覚と、現代における調和的生の可能性を探った論文のアンソロジーである。

ISBN4-88503-053-6 C0010 \1800E
閉じる