地湧社総合目録
土の声がきこえるかい  
新福信夫 著  

表紙
1984年発行
四六判上製 256頁 本体1,600円+税
「母なる大地」と呼ぶように、私たちのいのちは土なくしてはありえない。 今ほど私たちが土の叫びに耳を傾けねばならない時はないのではなかろうか。

かつて「土」は人々の暮らしとともにあった。土間土蔵、土壁土塀、土がめに焼き物、堆肥、田畑…自然の恵みである「土」をテーマに九州各地を訪ね歩き、さまざまな土の恵み、喜び、そして土に刻まれた人々の苦闘の歴史を、著者の豊かな感性の目と足で綴る。本書は汚染され病んだ土の叫びを代弁する一方で、その再生を目指し、本来の土を取り戻そうとする試みを数多く取り上げる。土の温もり、土の声にあふれる土の文化誌。

ISBN4-88503-018-5 C0036 \1600E
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