いまや千島学説を知らずして健康は語れない。
海外でも注目される、これからの健康学。
血液は生命であり、血液の浄化こそ健康の根本であるということを、千島喜久男教授は科学的な方法と理論で説き明かした。
医学会からは異端視された千島学説は、既成の生物学の盲点をつくまったく新しい考え方を示す一方で、東洋医学や日本の民間医療の卓越した治療効果に理論的根拠を与えている。本書は、この千島学説の全貌を、科学面と哲学面の両面から、入門書的にまとめて展開する。部分修正理論ではなく全く新しい視点に立つ千島学説には、現代が直面している危機に対して私たちはどう対処すればよいか、その知恵が示されている。
【著者プロフィール】
忰山紀一(かせやまきいち)
1941年、大阪市福島区生まれ。大阪府立北野高校定時制課程卒。もっぱら、文学の創作分野を志向し、同人雑誌「模索」「日曜作家」を主宰し、著書に『西鶴の妻』『弁栄上人伝聞記』などがある。
1976年、元岐阜大学教授だった晩年の千島喜久男博士に出会い、その学説に傾倒し、博士の没するまでの2年余師事し、その薫陶を受く。博士没後、千島教授の最後の弟子として、『間違いだらけの医者たち』(徳間書店)、『千島学説入門』(地湧社)で、千島学説を紹介し、現代医学に挑戦、新進気鋭の医事ライターとして期待される。しかし、学説は受け入れられず、10年余沈黙。千島学説の復興にともない、その著作がいまにわかに注目を浴びている。
千島学説研究会代表。日本医学(民間)学会代表。
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