本文51〜52頁より どんな働きがあって、子供が誕生してくるのでしょう……? 頭で考えてもわかりませんね。わからないけれども(わからないから神秘と言われるのですが)、なにがしかの働きによって、確実に子供は誕生してきます。 このような、私たちの通常の意識ではとらえられないけれど、誰もがその存在を認めざるをえない働き、その働きこそが、実は『気』そのものなのです。 (中略) みなさんがふだんの生活で自覚している自分は、本当の自分のごく一部分にすぎません。自覚できないところに、自分を支えている、自分の源である本当の自分がいるのです。 そして、この自覚できないところで働いている力こそを、『気』と呼んでいるのです。 本文69頁より このようにして修練を続けて、感覚能力がさらに高まってくると、感じる範囲も拡がり、自分の身体や精神のレベルを超えて自然界(宇宙)に働く『気』にも感応することが可能になってきます。 その時に大自然の営み、大自然の摂理が感じられ、自然と自分との関係を正しく認識することができるのです。自分は(人間は)自然の一部として存在している、自然の摂理(法則)に反して生きていては本当の幸福はつかめない、ということを。そして、『気』とはこの自然の摂理にほかならないことに気づくのです。 |