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ドイツから学ぶ「希望ある未来」:エネルギー転換の革命は始まっている
関口博之 著

ドイツから学ぶ「希望ある未来」
STOP! アベノミクス
石油燃料による発電、原子力発電の時代は終わる


ドイツは90年代アメリカを中心とする多国籍企業や経済クローバル化を進める新自由主義に異を唱える路線をとってきました。
しかし、2005年政権を取ったメルケル首相率いる保守派は当初、新自由主義を推し進めようとしました。ところが2008年のリーマンショックの影響で、ドイツは壊滅的な金融ダメージを受けます。国民の怒りは新自由主義に向かい、マスコミは金融危機を招いた新自由主義の正体を暴いていきます。 地方選挙で緑の党に負け続けるメルケル政権は、2011年の福島原発事故も手伝い、脱原発を宣言します。エネルギー政策の転換は経済政策にも影響を与えました。 脱原発運動の後押しを受け、自然エネルギーは世界トップの技術を獲得しました。同時に市民電力会社も起ち上がり、発送電分離で開かれた地域分散型のエネルギー政策となりました。これこそが「希望ある未来」への第一歩だったのです。 ドイツがなぜそのような転換を果たすことができたのか? 開かれた官僚システムや民意をきちんと報道するマスコミが果たした役割などを、本書では読むことができます。

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本体1800円+税/四六判並製 208頁/ 2015年発刊
ISBN978-4-88503-234-9 C0036 \1800E

【著者プロフィール】関口博之(せきぐち ひろゆき)
1947年生まれ。妙高でのゴルフ場開発で、「妙高の自然を考える会」を立ち上げ反対した時から再び学び始める。2011 年からブログ“ドイツから学ぼう”を発信し、脱原発、そして新自由主義克服を訴えている。 著書に『アルタナティーフな選択─ドイツ社会の分かち合い原理による再生論』(越書房)、『よくなるドイツ・悪くなる日本①暮らしと環境』『よくなるドイツ・悪くなる日本②政治と社会』(共に地湧社)などがある。

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